環境への配慮

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植樹等の推進

森林は多くの野生鳥獣の生息場所となっていて、その保全は鳥獣の生息数の増加にもつながります。

このため、多くの猟友会では、各地域での植樹や森林保全活動などの森づくり運動に協力を行っています。また、地元都道府県などと協力して、キジ・ヤマドリの増殖・放鳥事業を行い、狩猟対象の鳥類の増加に努めています。

一部の猟友会では、「野鳥愛護校」を指定し、巣箱や双眼鏡を贈るなどの活動も行っています。

各種環境調査への協力

環境省では毎年1月15日に全国一斉の「ガン・カモ調査」(ガン科・カモ科鳥類の生息数の調査)を実施しており、各地の猟友会では、カモ類の狩猟を自粛して調査に協力しています。

また、野生動物の生息状況などの調査を行う自然環境保全基礎調査(環境省生物多様性センター)や、都道府県などが実施する地域の野生動物関係の各種調査にも、猟友会会員である狩猟者が協力しており、野生鳥獣の調査には、狩猟者の協力が欠かせません。

その他、鳥類の渡りのコースや放鳥した鳥の野生化の状況等を調べるため、環境省などでは鳥類に足環を付けて放鳥することが行われており、猟友会は足環の回収にも協力しています。

非鉛弾の使用

今から30数年前頃に北海道のオジロワシなどの猛禽類に鉛中毒とみられる症状が見られ、大きな問題となりました。これは、エゾシカ猟に使用した鉛弾で獲物の体内に残ったものを、ワシ・タカ類が獲物とともに摂食することが主な原因であると云われています。

このため、北海道では、条例により現在鉛ライフル弾・スラッグ弾の使用・所持は禁止されており、他の多くの府県においても、鉛弾を使用禁止とする池沼などの区域が指定されています。規制地域は、狩猟登録時に配付されるハンターマップ(狩猟地図)で確認するようにして下さい。

鉛を使わない「無毒性装弾」には、非鉄系装弾と鉄系装弾があり、鉛装弾と比べて硬いものが多いだけでなく比重も小さく、威力や散弾の粒数も異なります。また、その使用により銃身を傷めてしまう場合もあります。このため、銃の種類に応じた適切な無毒性装弾を選ぶことはもちろんのこと、安全かつ適切な非鉛製装弾の使用方法についても知っておく必要があります。

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