ドローンの野生鳥獣調査への活用

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ドローンを使用した大型獣個体数調査手法の確立

大日本猟友会では、近年進歩が目覚ましい小型無人航空機(ドローン)を大型獣の個体数や生息状況調査に活用し、正確な野生鳥獣の生息数・域の把握や被害対策の立案等を効果的に行うため、ドローン関係会社等との協働で、各種取組みを行っています。

ドローンは、短時間で広範囲の調査が可能であり、人間が立ち入れない場所や赤外線カメラによる夜間の調査が可能であり、画像分析技術の進化により精度の高い動物種判別が可能になりつつあります。一方で、特に夜間の運航には、飛行条件や動物種に応じた条件設定などの専門的なノウハウが必要です。

平成28年度からは農水省の革新的技術開発・緊急展開事業の研究費助成を受け、あきる野市や宮城県金華山等において、動物種の区別、実際の個体数とドローンによる推定個体数の差異等の調査精度や運用条件などの実証調査を行い、調査手法の確立を図っています。

  • (ドローン本体・カメラと操縦機)

    (ドローン本体・カメラと操縦機)

  • (赤外線動画による林内のシカ確認例)

    (赤外線動画による林内のシカ確認例)

ドローン操縦資格者の養成

大日本猟友会では、調査手法・技術の開発に加え、大日本猟友会構成員によるドローン操縦技術の習得促進のため、要望のある都道府県猟友会において、「ドローン操縦技術講習会」の開催、ドローン練習機の貸与や「ドローン操縦資格認定講習会」(DJI CAMP)を開催し、操縦者の養成を推進しています。

ドローンは、豚熱対策のための野生イノシシの生息状況調査や豚熱ワクチンの投与などへの活用も期待されています。

  • (ドローン操縦技術講習会)

    (ドローン操縦技術講習会)

  • (実技試験:協力(株)スカイシ-カー)

    (実技試験:協力(株)スカイシ-カー)

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